かんぎおん【歓喜園】
忉利天 (とうりてん) の帝釈 (たいしゃく) の居城の周囲にある四つの庭園のうち、北方にある園。ここへ入ると自然に歓喜の心が生じるとされる。かんぎえん。 藍昆尼園 (らんびにおん) の異称。かんぎえん。
かんぎじ【歓喜地】
仏語。菩薩 (ぼさつ) の修行段階である十地 (じゅうじ) の第一。初めて聖者となり、その喜びにつつまれる位。
かんぎだん【歓喜団】
歓喜天 (かんぎてん) に供える菓子。穀類や薬種などをこねて作る。歓喜丸 (かんぎがん) 。
かんぎてん【歓喜天】
《(梵)nandikeśvaraの訳》頭は象、身体は人間の姿をした仏法守護神。もとインド神話の魔王で、のち仏教にとり入れられたもの。単身像と双身像とあり、双身像は、男神と女神とが抱擁する姿をとることが多い。夫婦和合・子宝の神として信仰される。大聖歓喜自在天。聖天 (しょうでん) 。
かんぎにち【歓喜日】
仏の歓喜する日、すなわち安居 (あんご) の終わった陰暦7月15日。後世には毎月の15日をいう。