せっしょうかい【殺生戒】
仏語。五戒・八戒・十戒の一。生き物を殺すこと、特に人を殺すことを禁じる戒律。
せっしょうかんぱく【殺生関白】
豊臣秀次の異称。秀吉の養子で関白を継いだが、粗暴な行動が多かったことから「摂政関白」をもじっていう。
せっしょうきんだん【殺生禁断】
生き物を殺すのを禁じること。特に、仏教の慈悲の精神から鳥獣の狩猟や殺生を禁じること。「—の地」
せっしょうせき【殺生石】
栃木県那須温泉の近くにある溶岩の塊。鳥羽天皇の寵姫玉藻前 (たまものまえ) は妖狐の化身で、殺されて石になったという。この石に触った人に災いを与えたので後深草天皇の時、玄翁 (げんのう) 和尚が杖 (つえ) で打つと死霊が現れ成仏して消えたと伝える。国指定名勝。 [補説]曲名別項。→殺生石