みんしゅうげいじゅつ【民衆芸術】
民衆が作り出す、また、民衆のための芸術。日本では大正中期、大杉栄らによって論じられ、詩壇では白鳥省吾らの民衆詩派が台頭、プロレタリア文学の先駆となった。
みんしゅうそしょう【民衆訴訟】
国または公共団体の機関が法規に適合しない行為を行った場合、その是正を求める訴訟。選挙人である資格その他自己の法律上の利益にかかわらない資格で提起するもの。選挙訴訟・住民訴訟など。
みんしゅうてき【民衆的】
[形動]民衆に理解され、親しまれるさま。「—な政治家」
みんしゅうけんぽう【民衆憲法】
民間の個人または有志グループが起草した憲法案。明治時代に、自由民権運動の広がりの中で、大日本帝国憲法の制定に先立って作成された、千葉卓三郎らの「日本帝国憲法」(五日市憲法草案)、植木枝盛の「日本国国憲按」や、第二次大戦後に高野岩三郎・鈴木安蔵らの憲法研究会が発表した「憲法草案要綱」などがある。→私擬憲法