きたいおんどけい【気体温度計】
気体が温度によって体積あるいは圧力を変化させる現象を利用した温度計。補正を加えて精密な温度測定ができ、高温には窒素、低温にはヘリウムなどを使用。
きたいていすう【気体定数】
ボイルシャルルの法則によれば、気体1モルの体積V、圧力P、絶対温度Tの間には、PV=RTの関係があり、このときの比例定数Rをいう。気体の種類にかかわりなく、R=8.314J/K・molの値をとる。ガス定数。
きたいでんち【気体電池】
酸素・塩素・水素などの気体を用いる電極を二つ組み合わせて作った電池。燃料電池・酸アルカリ電池など。
きたいねんりょう【気体燃料】
常温・常圧のもとで気体状態の燃料。石炭ガス・アセチレンガス・プロパンガス・天然ガスなど。
きたいはんのうのほうそく【気体反応の法則】
化学反応において、互いに反応する気体の体積は、等温・等圧において簡単な整数比をなすという法則。1805年、ゲイ=リュサックが発見し、ゲイ=リュサックの第二法則ともいう。
きたいぶんしうんどうろん【気体分子運動論】
気体は互いに独立して自由に運動する分子からなるとし、その分子の運動から気体の性質を説明する理論。マクスウェル・ボルツマンらが確立。
きたいレーザー【気体レーザー】
誘導放出を起こす媒体として気体を用いるレーザー。気体の原子や分子などを管内などに封入して励起する。赤外線を発する炭酸ガスレーザー、短波長の可視光および紫外線を発するエキシマレーザーのほか、ヘリウムネオンレーザー、アルゴンレーザーなどがある。ガスレーザー。
きたいほじねんだい【気体保持年代】
隕石の年代決定法の一。隕石内部に保持された気体に含まれる放射性同位体の比から求められる。カリウムアルゴン法(1万年〜10億年)、ウラントリウムヘリウム法などが用いられる。
きたいほうゆうぶつ【気体包有物】
鉱物の結晶内に取り込まれた、気体を主とする包有物。