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辞書
1 見たり聞いたりするのがいとわしい。
「やがて—・い雨の暗くたそがれて行く夕方を」〈三重吉・桑の実〉
2 人けがなく不気味である。また、さびしく恐ろしい。
「電信柱だけが、—・い唸 (うな) りを立てていた」〈有島・カインの末裔〉
3 興ざめである。
「外の方を見ていながら、—・いような返事をした」〈秋声・足迹〉
4 すばらしい。すてきだ。
「—・いは—・いは。いや、こりゃ話せるわいやい」〈伎・韓人漢文〉
5 不思議だ。妙だ。
「世界の経巻、夜の八つ時分には、世界中が唯一軸の御経となる、—・いものぢゃ」〈松翁道話・五〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・ぴしゃぴしゃと気疎い草鞋の音を立てて、往来を通る者がたまさかにある・・・ 有島武郎「カインの末裔」
・・・直射光線が気疎い回折光線にうつろいはじめる。彼らの影も私の脛の影も・・・ 梶井基次郎「冬の蠅」
・・・、「けだもの」、「気疎い」にも縁がなくはない。 話は変わるが二三日・・・ 寺田寅彦「言葉の不思議」
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