水晶は塵を受けず
水晶は、穢 (けが) れとなる一点の塵も受けつけない。清廉潔白な人が不義・不正をにくむたとえ。
すいしょうきゅう【水晶宮】
1851年、ロンドンで開かれた第1回万国博覧会の会場建築。鉄骨ガラス張りで、材料・工法ともに近代建築の先駆的な作品。クリスタルパレス。
すいしょうこんしき【水晶婚式】
結婚15周年を祝う式。また、その祝い。→結婚記念式
すいしょうじのくら【水晶地の鞍】
鞍の前輪と後輪 (しずわ) の表面を鏡地 (かがみじ) に磨き上げた鞍橋 (くらぼね) 。一説に、一面に水晶をすり入れたものともいう。
すいしょうしんどうし【水晶振動子】
水晶を結晶軸に関して一定の方向に切り取った板または棒に電極を配置して支持容器に収めたもの。圧電気現象を利用した振動子として水晶発振器、超音波の発生・検出などに利用。
すいしょうたい【水晶体】
眼球内の前方にあり、外からの光線を屈折して網膜上に像を結ばせる器官。透明なレンズ状をなす。
すいしょうどけい【水晶時計】
水晶発振器の安定した周波数を利用した時計。誤差がきわめて少なく、かつては天文台の標準時計や放送局の時報に利用。簡単なものはクオーツ時計として腕時計に利用される。電子時計。
すいしょうはっしんき【水晶発振器】
水晶振動子を利用した発振器。きわめて正確な安定した周波数の電気振動を発生させるので、通信・放送用の発振器や精密時計などに用いられる。クリスタルオシレーター。
すいしょうのよる【水晶の夜】
⇒クリスタルナハト
すいしょうまくあつけい【水晶膜厚計】
水晶の固有振動数の変化から水晶表面に堆積した物質の厚さを計測する膜厚計。蒸着やスパッタリングによる薄膜の厚さの測定に用いられる。