すいじょうきばくはつ【水蒸気爆発】
水が熱せられて急激に気化し、高温・高圧の水蒸気となることによって起こる爆発。火山の水蒸気噴火でみられるほか、ボイラーや溶炉、熱した食用油などに水が混入することでも起こる。→マグマ水蒸気爆発 [補説]チョルノービリ原発事故では、原子炉内で高温になった減速材の黒鉛と冷却水が接触して爆発し、原子炉上部が破壊された。→水素爆発
すいじょうきふんか【水蒸気噴火】
マグマの熱で付近の地下水が気化し、大量の水蒸気が発生して圧力が急速に上昇することによって起こる現象。火口付近の岩石が砕け、噴石や火山灰として飛散する。水蒸気爆発。→マグマ噴火 →マグマ水蒸気爆発
すいじょうきかいしつ【水蒸気改質】
炭化水素を水蒸気とニッケルなどの触媒を用いて高温下で反応させ、水素(または水素の混合ガス)を製造すること。原料として石炭、メタン、液化石油ガス、ナフサなどが用いられる。水蒸気変成。水素改質。スチームリフォーミング。
すいじょうきへんせい【水蒸気変成】
⇒水蒸気改質
すいじょうきあつ【水蒸気圧】
気圧のうち、水蒸気による圧力をいう。水蒸気分圧。→全圧
すいじょうきぶんあつ【水蒸気分圧】
⇒水蒸気圧
すいじょうきじょうりゅう【水蒸気蒸留】
水蒸気を物質中に吹き込んで揮発成分を水蒸気とともに蒸留する方法。水と混和しない物質の場合、目的とする物質の沸点よりも低い温度で留出することができる。
すいじょうきよく【水蒸気浴】
水蒸気を用いる蒸気浴。