みず‐ばなれ〔みづ‐〕【水離れ／水放れ】

の解説

1. １ 暖められて水が冷たくなくなること。

   1. 「漸 (ようや) く—のした茶釜の湯を」〈長塚・土〉

1. ２ 水面から離れること。また、水中から取り出すこと。

   1. 「総じて鯉は—が大事ぢゃと申すに依って」〈虎寛狂・鱸庖丁〉

1. ３ 親子・夫婦などが離れ離れになること。

   1. 「つれなき—、立っても居てもあられねば」〈浄・八百屋お七〉

1. ４ 大坂堂島の米市で、大引けの前に仲買人が立ち去ること。

   1. 「早や追ひ立てる—」〈浄・盟約大石〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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