1 水素と酸素との化合物。純粋なものは無色・無味・無臭で、常温で液体。1気圧ではセ氏零度で氷に、約100度(99.974度)の沸点で水蒸気になり、密度は4度で最大。他の物質に比べて比熱・融解熱・気化熱が大きく、さまざまな物質をよく溶かす。地球上に広く分布し、海洋・氷雪・湖沼・河川・地下水や大気中の水蒸気などとして存在し、自然界を循環する。動植物体の構成成分としても大きな割合を占め、生命に不可欠。化学式H2O
3 洪水。大水。「—が出る」「—につかる」
4 液状のもの。「ひざに—がたまる」
5 相撲で力水 (ちからみず) のこと。「—をつける」
6 勝負が長引いたとき、一時中止させること。水入り。「—が入る」
8 遣水 (やりみず) 。池の水。
「—の心ばへなどさる方にをかしくしなしたり」〈源・帚木〉