決まりが悪い
他に対して面目が立たない。恥ずかしい。ばつが悪い。「—・い思いをする」 [補説]「極まりが悪い」とも書く。
きまりて【決(ま)り手/極まり手】
相撲で、勝負がきまったときのわざ。→四十八手 (しじゅうはって) [補説]日本相撲協会の定める決まり手82種と非技5種決まり手足取り、浴 (あび) せ倒し、網打ち、居反 (いぞ) り、一本背負い、後ろ凭 (もた) れ、内掛け、内無双、うっちゃり、上手出し投げ、上手投げ、上手捻 (ひね) り、大逆手 (おおさかて) 、大股、送り掛け、送り倒し、送り出し、送り吊り落とし、送り吊り出し、送り投げ、送り引き落とし、押し倒し、押し出し、腕 (かいな) 捻り、掛け反り、掛け投げ、肩透かし、合掌捻り、河津 (かわづ) 掛け、極 (き) め倒し、極め出し、切り返し、首投げ、首捻り、蹴返 (けかえ) し、けたぐり、腰投げ、小褄 (こづま) 取り、小手投げ、小手捻り、小股掬 (すく) い、逆 (さか) とったり、鯖 (さば) 折り、下手出し投げ、下手投げ、下手捻り、撞木 (しゅもく) 反り、掬 (すく) い投げ、裾取り、裾払い、ずぶねり、素首 (そくび) 落とし、外掛け、外小股、外襷 (そとたすき) 反り、外無双、襷 (たすき) 反り、ちょん掛け、つかみ投げ、突き落とし、突き倒し、突き出し、伝え反り、褄 (つま) 取り、吊り落とし、吊り出し、徳利 (とっくり) 投げ、とったり、二丁投げ、二枚蹴り、叩 (はた) き込み、波離間 (はりま) 投げ、引き落とし、引っ掛け、巻き落とし、三所 (みところ) 攻め、櫓 (やぐら) 投げ、呼び戻し、寄り切り、寄り倒し、渡し込み、割り出し非技(勝負結果)勇み足、腰砕け、つき手、つき膝、踏み出し
きまりばんづけ【極まり番付】
⇒顔見世番付 (かおみせばんづけ)
きまりもんく【決(ま)り文句】
いつもきまって言う文句。また、型にはまった文句。
きまりごと【決(ま)り事】
ある組織内での規則・ルール。また、しきたりやマナー。決まり。決め事。「わが社では9時出勤が—だ」「冠婚葬祭の—」
きまりじ【決(ま)り字】
カルタで、取り札を特定できる文字。読み札の一字目で特定できるものを一字決まり、二字目のものを二字決まりなどという。定まり字。 [補説]小倉百人一首の一字決まりは7首あり、一般に「むすめふさほせ」と覚える。む:村雨 (むらさめ) の露もまだ干 (ひ) ぬ槙 (まき) の葉に霧立ちのぼる秋の夕暮(寂蓮法師)す:住の江の岸に寄る波よるさへや夢の通ひ路人目よくらむ(藤原敏行)め:めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半 (よは) の月かな(紫式部)ふ:吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ(文屋康秀)さ:寂しさに宿を立ち出でてながむればいづくも同じ秋の夕暮(良暹法師)ほ:ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる(藤原実定)せ:瀬を早み岩にせかるる滝川の割れても末に逢はむとぞ思ふ(崇徳院)