さわむらえいじ【沢村栄治】
[1917〜1944]プロ野球選手。三重の生まれ。プロ野球草創期に、速球を武器に巨人軍のエースとして活躍。昭和11年(1936)日本プロ野球初のノーヒット・ノーランを達成。第二次大戦で戦死。「沢村賞」にその名を残す。
さわむらしょう【沢村賞】
プロ野球で、そのシーズンに最も活躍した投手に贈られる賞。沢村栄治の功績をたたえて、昭和22年(1947)に制定。当初はセントラルリーグのみが対象だったが、現在はパシフィックリーグの選手にも贈られる。
さわむらそうじゅうろう【沢村宗十郎】
歌舞伎俳優。屋号、紀伊国屋。代々和実 (わじつ) の芸を得意とする。 (初世)[1685〜1756]沢村長十郎の門弟。初め大坂で修業、のち江戸に下り、2世市川団十郎とともに享保期(1716〜1736)の名優とうたわれた。 (3世)[1753〜1801]2世の次男。初名、田之助。明和8年(1771)3世を襲名。和事 (わごと) を得意とし、色事師の随一と称された。 (7世)[1875〜1949]明治41年(1908)7世を襲名。古風な和事芸を演じ、女方をも兼ねた。
さわむらたのすけ【沢村田之助】
歌舞伎俳優。屋号、紀伊国屋。 (初世)3世沢村宗十郎の初名。 (3世)[1845〜1878]5世宗十郎の次男。幕末から明治初期にかけての名女方。壊疽 (えそ) にかかり、引退。