ながれづくり【流れ造(り)】
神社本殿形式の一。切妻造り、平入りで、屋根前面の流れが長く延びて向拝 (こうはい) となるもの。神社建築中では最も多く、平安時代にできたもので、宇治上神社が最古の例。
ながれていとう【流れ抵当】
⇒抵当直流 (ていとうじきなが) れ
ながれのさと【流れの里】
流れの身である遊女のいる所。遊里。「—ぞ気散じなる」〈浄・寿の門松〉
ながれのすえ【流れの末】
1 流れてゆく末の方。下流。「よどみしもまた立ち帰る五十鈴川—は神のまにまに」〈風雅・神祇〉 2 血筋などを受け継ぐ人。子孫。末流。「—のわれらまで、豊かに住めるうれしさよ」〈謡・養老〉
ながれのひと【流れの人】
流れの身である人。遊女。「—のこの後は、絶えて心中せぬやうに」〈浄・天の網島〉
ながれのみ【流れの身】
放浪する身の上。身の定まらない人。古くは、遊女のこと。
ながれのみち【流れの道】
遊女の道。遊女稼業。「我また—、ある程は立てつくして」〈浮・一代女・六〉
ながれはふ【流れ破風】
屋根の流れの前方を後方よりも長くした破風。流れ造りなどにみられる。
ながれびと【流れ人】
⇒流れ仏 (ぼとけ)
ながれぼし【流れ星】
1 「流星 (りゅうせい) 」に同じ。《季 秋》「ふるさとももの傾きて—/草田男」 2 馬の毛色の一。額の中央部から鼻の上まで白い斑点のあるもの。星月 (ほしづき) 。