小数点の位置が固定されない浮動小数点数を用いて行う四則演算。コンピューターにおいては、扱う数の絶対値が大きく異なっていても任意の誤差の範囲内で計算できるため、科学計算に向く。→固定小数点演算
[補説]例えば「1500×0.06」という
乗算の
場合、浮動小数点数で
表現すると「1.5×10
3」×「6×10
−2」となり、
仮数部の積「1.5×6」と
指数部の積「10
3×10
−2」を分けて
計算し、「9」×「10
1」すなわち「90」が得られる。コンピューターでの
実際の演算処理は
二進法で行われる。