涸れる(かれる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・あとで手を洗おうとする時は、きっと涸れるのだからと、またしても口金をしめておいたが。―― いま、午後の三時ごろ、この時も、さらにその水の音が聞こえ出したのである。庭の外には小川も流れる。奈良井川の瀬も響く。木曾へ来て、水の音を気にするの・・・
泉鏡花
「眉かくしの霊」
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・・・ 主として、冬は川が涸れる。川の水が涸れないと、川の中の発電所の仕事はひどくやり難い。いや、殆んど出来ない。一冬で出来上らないと、春、夏、秋を休んで、又その次の冬でないと仕事が出来ない。 一冬で、巨大な穴、数万キロの発電所の掘鑿をや・・・
葉山嘉樹
「坑夫の子」
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