出典:gooニュース
和辻賞に平井健介氏、鷲田清一氏 優れた著書や研究、兵庫・姫路市
一般部門は平井健介甲南大教授(44)の「日本統治下の台湾―開発・植民地主義・主体性―」、学術部門は哲学者鷲田清一大阪大名誉教授(75)の「所有論」が選ばれた。 姫路市によると、平井氏は日本統治時代の台湾史を利益配分の不平等性や統治される台湾の人たちの主体性といった観点で論じた。鷲田氏は「所有」という概念を哲学や歴史学、文化人類学などから多面的に考察し、新たな視点で捉え直した。
和辻哲郎文化賞に「折々のことば」鷲田清一氏と甲南大・平井健介教授
哲学や宗教、思想といった領域の著作や研究が対象の学術部門は、朝日新聞朝刊1面コラム「折々のことば」の筆者で哲学者の鷲田清一さん(75)の「所有論」(講談社)に決まった。文化全般に関する一般部門は、平井健介・甲南大経済学部教授(44)の「日本統治下の台湾―開発・植民地主義・主体性―」(名古屋大学出版会)が選ばれた。 3月2日に姫路市市民会館で授賞式がある。
もっと調べる