おんたいきこう【温帯気候】
中緯度地域の、適度な温度と降雨に恵まれ四季の変化が明らかな気候。最寒月の平均気温がセ氏18度とセ氏零下3度の間で、最暖月の平均気温がセ氏10度以上をいう。ケッペンの気候区分における符合はC。温暖湿潤気候(Cfa)・西岸海洋性気候(Cfb)・温帯夏雨気候(Cw)・地中海性気候(Cw)に分けられる。
おんたいこ【温帯湖】
表面水温が、夏は高温、冬はセ氏4度以下になる湖。日本の湖の多くはこれにあたる。
おんたいしょくぶつ【温帯植物】
主として温帯に生育する植物。杉・ブナなどの樹木や、菊・キキョウなどの草花。
おんたいていきあつ【温帯低気圧】
温帯や寒帯で発生する低気圧。前線を伴う。
おんたいりん【温帯林】
温帯に発達する森林。ブナ・ナラ・カエデなどの落葉広葉樹を主とし、早春、林床に多くの草花が咲き、秋に紅葉が目立つ。狭義には夏緑樹林 (かりょくじゅりん) をさす。
おんたいかうきこう【温帯夏雨気候】
ケッペンの気候区分による温帯気候の一。符合はCw。温暖湿潤気候に似るが冬と夏とで乾湿の差が大きく、最多降雨月の降雨量が最少月の10倍以上。華南・四川・ヒンドスタン平原・アフリカ中南部・アンデス山脈中部など内陸部や高地にみられ、コメやイモの栽培が盛ん。温暖冬季少雨気候。 [補説]最暖月平均気温がセ氏22度以上の地域(華南・ヒンドスタン平原など)をCwa、22度未満で平均気温10度以上の月が4か月以上の地域(アンデス山脈中部など)をCwb、同じく3か月以下の地域(極めてわずかに点在)をCwcに分ける場合もある。
おんたいしつじゅんきこう【温帯湿潤気候】
⇒温暖湿潤気候