出典:gooニュース
漁獲枠10%削減の国際合意は外交成果でも、本質的な問題点は変わらない
前者のアカウオは好漁場だった同海域に漁獲枠がありませんでした。ロシア、アイスランドをはじめ各国が大量に漁獲しました。 後者のアジは当初は漁獲枠がありませんでした。途中で漁獲枠が設定されたものの、欧州連合(EU)とノルウェーで折り合いが付かず、獲り切れない枠が設定されて資源が枯渇しました。しかしながら、禁漁も含む資源管理強化で資源がようやく回復してきました。
不漁続くサンマ、漁獲枠10%削減へ 国際会議で合意 日本への影響は限定的か
このうち日本の漁獲枠は半分以上を占めていて、公海については去年と変わらず2万1087トン、日本とロシアのEEZ内は去年より10%少ない8万1000トンです。 去年の日本のサンマの漁獲量はおよそ3万9000トンと漁獲枠を満たしておらず、今回の合意の影響は少ないものとみられます。
不漁続くサンマ漁獲枠が1割減 国際会議で合意も実効性に課題
水産庁は今回の結果について、「今の資源状況から比べると、必ずしも十分な水準ではない」として、2026年以降も漁獲枠を厳しくするよう求める方針で、不漁が続くサンマの資源管理を推し進めたい考えです。
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