出典:gooニュース
あっという間に火の海に…東京大空襲から80年、各地で犠牲者を悼む
近所の家の壁が燃えだしたかと思うと、あっという間に町中が火の海になった。 当時15歳の姉と2人で防火用水で水をくみ、体をぬらしながら逃げたという。「火の粉が大量に降りかかってきて、黙っていれば体ごと燃えてしまう。途中で何回も身体中に水をかぶって逃げた」 近所の小川に逃げ込み、水につかりながら夜が明けるのを待った。
焼夷弾の“火の海”の中から家族全員を救った母の言葉 電車の中で焼ける人を横目に逃げ切ったあの日【東京大空襲・戦後80年】
1945年3月10日午前0時過ぎ、約300機のB29爆撃機が東京上空で大規模な空襲を行った「東京大空襲」。2時間40分ほどの空襲で約10万人が死亡したとされている。路面電車
「真っ黒い焼死体の山」「火の海で叫ぶ人々」孤児になった少女が見た東京大空襲。10万人が犠牲になったあの夜に起こったこと
当時10歳で、弟と火の海を逃げ惑った元木キサ子さん(90)も、孤児となった子どもの一人だ。焼け野原で、焼死体が山積みになっていた光景を振り返り、「脳裏にしっかり焼き付いていて、消えることはない」と語る。
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