かとうがき【火灯垣】
火灯形の出入り口をつけた垣。路地口・中庭などに竹や葦 (よし) で作る。
かとうがた【火灯形】
火灯1のように上が狭く下の広がった形。上部が尖頭 (せんとう) アーチ形のものをいうことが多い。
かとうぐち【火灯口】
1 壁面などに設ける火灯形の出入り口。特に、茶室の出入り口の形式の一。鴨居や方立 (ほうだて) を使わず、一般には上をアーチ状に丸く塗り固めたもの。給仕口や茶道口によく使われる。 2 歌舞伎の大道具で、舞台正面の屋台に設ける火灯形の出入り口。
かとうびたい【火灯額】
近世、女の額ぎわの形の名。火灯形の額ぎわ。富士額。雁金額 (かりがねびたい) 。
かとうまど【火灯窓】
上部が尖頭アーチ状の窓。唐様建築に初めて使われた。源氏窓。花頭窓。