点ずる（てんずる）とは？意味・読み方・使い方

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意味
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てん・ずる【点ずる】
の解説

［動サ変］［文］てん・ず［サ変］

１筆の先などで点をつける。「詩句のかたわらに—・ずる」

２火をつける。あかりをともす。
1. 「居間へ戻って灯火を—・じ」〈二葉亭・浮雲〉

３しずくをたらす。「目薬を—・ずる」

４書き入れる。さす。「朱を—・じた唇」

５漢文に訓点をつける。「送り仮名を—・ずる」

６茶をたてる。「茶を一服—・ずる」

７時や場所などをそれと定める。指定する。
1. 「木幡といふ所は…その大臣の—・じ置かせ給へりし所なり」〈栄花・疑ひ〉

８選定する。点検する。
1. 「近日宇多津に於て兵船を—・じ、備前の児嶋に上って」〈太平記・一四〉

９削り減らす。没収する。
1. 「いやみ思ひて、領 (し) らん所共—・ぜよ」〈宇治拾遺・三〉

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

点ずるの例文(3)

出典：青空文庫

･･･、さま／″＼な色彩を点ずるかゞ知られるのであります。　学生時代に、･･･小川未明「読むうちに思ったこと」
･･･ものあり、煙草に火を点ずるものあり、また二人三人は思い思いに椅子を･･･国木田独歩「おとずれ」
･･･きそこねた灸穴へ火を点ずる時の感覚もちょっと別種のものであった。　･･･寺田寅彦「自由画稿」

点ずるの前後の言葉

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