無愛敬/無愛嬌(ぶあいきょう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ お君というその姪、すなわち、そこの娘も、年は十六だが、叔母に似た性質で、――客の前へ出ては内気で、無愛嬌だが、――とんまな両親のしていることがもどかしくッて、もどかしくッてたまらないという風に、自分が用のない時は、火鉢の前に坐って、目・・・
岩野泡鳴
「耽溺」
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・・・』という主人の言葉はあいそがあっても一体の風つきはきわめて無愛嬌である。年は六十ばかり、肥満った体躯の上に綿の多い半纒を着ているので肩からじきに太い頭が出て、幅の広い福々しい顔の目じりが下がっている。それでどこかに気むずかしいところが見・・・
国木田独歩
「忘れえぬ人々」
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