むすいあひさん【無水亜砒酸】
硫砒鉄鉱を焼いて得られる三酸化二砒素の俗称。白色の粉末。猛毒。砒素化合物、特に農薬の原料とし、またガラスの清澄剤に用いられる。化学式As2O3
むすいありゅうさん【無水亜硫酸】
二酸化硫黄の俗称。
むすいありんさん【無水亜燐酸】
燐を不十分な酸素供給下で燃やすと得られる三酸化二燐の俗称。白色ろう状の固体。有毒。冷水と反応して亜燐酸(ホスホン酸)を生じる。化学式P2O3
むすいアルコール【無水アルコール】
水を含まないエチルアルコール。濃度が95パーセントのアルコールに生石灰を加えて脱水・蒸留すると得られる。
むすいけいさん【無水珪酸】
二酸化珪素の俗称。
むすいさくさん【無水酢酸】
酢酸2分子から水1分子が取れて縮合した形の化合物。刺激臭のある無色の液体。アセチルセルロースの製造のほか、アスピリンなどの合成原料として使用。化学式(CH3CO)2O [補説]平成13年(2001)11月25日に改正・施行された「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬向精神薬原料の一つに指定されたため、無水酢酸を輸出入・製造・譲渡する場合や、盗難・紛失などが判明した場合などは、厚生労働大臣あるいは都道府県知事に届け出なければならない。
むすいさん【無水酸】
酸の化学式から水分子を除いた形で表せる化合物。水と反応して酸を作る酸化物。
むすいたんさん【無水炭酸】
二酸化炭素の俗称。
むすいなべ【無水鍋】
ふた・鍋本体とも厚さ4ミリほどのアルミ合金製の鍋。素材のもつ水分を使った無水調理のほか、焼く、煮る、ゆでる、揚げるなど多用途に使える。 [補説]商標名。昭和28年(1953)に開発された。
むすいぶつ【無水物】
無機化合物で、結晶水をもたない無水塩や、無水酸のこと。有機化合物では、酸無水物のこと。