[副]すでにある事物・状態などをうけて、それを指示する語。そのように。そう。
  • 「これのみは余りに深く我心に彫りつけられたれば―はあらじと思えど」〈鴎外舞姫
「おまへたちも、必ず―思 (おぼ) すゆゑ侍らむかし」〈更級

《指示代名詞「」+接尾語「」から》

[副]そのように。さように。
    1. 「あいなかりける心くらべどもかな、我は―隔つる心もなかりき」〈・夕顔〉

    2. 「生あるもの、死の近き事を知らざる事、牛、既に―なり」〈徒然・九三〉
[感]肯定して相づちをうつときに用いる。そのとおり。そう。
    1. 「―、まことに侍り」〈落窪・三〉

[接尾]名詞に付いて、そのもののようなようすであるということを表す。「紳士然とした人」

ぜん

[副]そう」の音変化。「そか、分かった」
[感]そう」の音変化。「そ、良かったね」