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熊手（くまで） とは？ 意味・読み方・使い方

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くま‐で【熊手】
の解説

  1. １ 長い柄の先に、竹製の、熊の手のように曲がったつめ状のものを扇形につけた道具。落ち葉や穀物などをかき集めるのに用いる。くまでぼうき。

  1. ２ 1に宝船・大判・小判・千両箱・おかめの面などを飾りつけたもの。福をかき集める意味の縁起物として、酉 (とり) の市で売られる。《季 冬》

  1. ３ 熊の手を思わせる鉄製のつめを、長い柄の先につけた道具。武器や船の備品としても利用された。

  1. ４ 欲の深いことのたとえ。また、その人。欲張り。

    1. 「—よ欲よと言はるるも口惜しし」〈浄・淀鯉〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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熊手 の慣用句・熟語(1)

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熊手 の例文(7)

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  • ･･･じゃ、可えか、諸君、熊手屋が。露店の売品の値価にしては、いささか･･･ 泉鏡花「露肆」

  • ･･･みやび男を気取って、熊手にも似たむくつけき手で、怪しげな歌な･･･ 織田作之助「猿飛佐助」

  • ･･･白の乱髪に骨太の指を熊手形にさしこんで手荒くかいた。　石井翁は綿･･･ 国木田独歩「二老人」

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