燻る／薫る（くゆる）とは？意味・読み方・使い方

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くゆ・る【^×燻る／^▽薫る】
の解説

［動ラ五（四）］

１煙がゆるやかに立つ。くすぶる。「タバコの吸い殻が—・る」

２あれこれと思い悩む。
1. 「富士のねの絶えぬ思ひもある物を—・るはつらき心なりけり」〈大和・一七一〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

燻るの例文(9)

出典：青空文庫

･･･の梅一輪、遠くここに薫るかと、遥に樹の間を洩れ来る気勢。　円形の･･･泉鏡花「伊勢之巻」
･･･、その途端に、松葉の燻る臭気がし出した。　固より口実、狐が化けた･･･泉鏡花「国貞えがく」
･･･同じ事を不思議な花が薫ると言え。三の烏　おお、蘭奢待、蘭奢待。一･･･泉鏡花「紅玉」

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