片手（かたて）とは？意味・読み方・使い方

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かた‐て【片手】
の解説

１片方の手。隻手 (せきしゅ) 。

２相対するものの一方。「舞台の—」

３一組みのものの片方。また、一方にだけあること。「手袋の—」

４《片手の指の数から》「五〇」「五万」など、五のつく数を示す。「—におまけしましょう」

５二つ以上のことを同時に行うこと。かたてま。
1. 「勧進聖になりてめぐる、その—にあらあら見物せばやとて」〈仮・東海道名所記・一〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

片手の例文(30)

出典：青空文庫

･･･遠藤は片手にピストルを握ったまま、片手に次の間の戸口を指さしまし･･･芥川竜之介「アグニの神」
･･･の姿を見ると、電柱に片手をかけながら、器用に彼の側へ自転車を止め･･･芥川竜之介「お律と子等と」
･･･に吹開く、引窓の板を片手に擡げて、倒に内を覗き、おくの、おくのと･･･泉鏡花「一景話題」

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