ろう‐ろう〔ラウ‐〕【^×牢籠】

の解説

1. １ 引きこもること。勤務につかないこと。

   1. 「上卿皆以て辞退し—の間、自ら懈怠を致すなり」〈中右記・寛治七年一〇月〉

1. ２ 苦しみこまること。困窮すること。

   1. 「神主—の事ありて」〈著聞集・一〉

1. ３ 衰えること。落ちぶれること。

   1. 「仏法の衰微、王報の—、まさにこの時にあたれり」〈平家・四〉

1. ４ 自分の手中に入れ、自由に操ること。籠絡 (ろうらく) すること。

   1. 「三界を—し、四生を綿絡して」〈性霊集・六〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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