出典:gooニュース
7月の米物価指数、1.4%上昇 FRB目標は9カ月連続で下回る
【ワシントン共同】米商務省が30日発表した7月の個人所得・消費統計(季節調整済み)によると、個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月から1.4%上昇した。上昇率は6月から0.1ポイント拡大したが、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を9カ月連続で下回った。 世界経済の悪化に加え、物価も伸び悩んでいるため、市場はFRBが9月中旬に追加利下げを決めると見込んでいる。前月比では0.2%上昇した。 前年同月比では、エネルギー価格が2.1%下落。一方、食品は0.9%値上がりした。変動の激しい食品とエネルギーを除いたPCEコア物価指数は1.6%上昇した。
7月企業物価指数0.6%下落 2カ月連続マイナス
日銀が13日発表した7月の国内企業物価指数(2015年平均=100、速報)は前年同月比0.6%下落の101.2となり、2カ月連続で前年を下回った。米中貿易摩擦への懸念の高まりによる原油相場の下落が影響した。 全744品目のうち、上昇は373品目、下落は280品目だった。品目別では石油・石炭製品が8.2%、非鉄金属が6.7%それぞれ下落した。パルプ・紙・同製品が5.8%、電力・都市ガス・水道が3.9%それぞれ上昇した。 円ベースの輸入物価指数は、8.1%下落し、輸出物価指数は4.7%下がった。
中国の6月物価指数2.7%上昇 5月から横ばい、高止まり感
【北京共同】中国国家統計局は10日、6月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で2.7%上昇したと発表した。伸び率は5月から横ばいで、高止まりしている感がある。 南部の大雨などの影響で果物価格の上昇が目立った。アフリカ豚コレラの感染を背景に豚肉の値上がりも続いている。 同時に発表した6月の工業品卸売物価指数(PPI)は前年同月と変わらなかった。5月は0.6%上昇しており、減速が鮮明となった。自動車や化学繊維が下落している。
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