欧州連合理事会において、2014年10月まで、一部の議案に適用されていた表決手続き。各加盟国に人口に応じて票数を割り当て、全352票のうち260票以上が支持、構成国の過半数が支持、支持国全体の人口が全EU人口の62パーセント以上の三つの条件を満たす場合に可決とする。各国の持ち票数は、例えば、ドイツ・フランスなどが29票、ギリシャ・ポルトガルなどが12票、ラトビア・キプロスなどが4票というように、中小国に不利にならないように重みづけがされていた。QMV(Qualified Majority Voting)。
[補説]2014年11月から、二重多数決(構成国の票数の55パーセント
以上が
支持、かつ支持国全体の人口が全EU人口の65パーセント
以上の場合可決)に
移行した。