ぎょくせき-こんこう【玉石混淆】
すぐれたものと劣ったものが区別なく入り混じっていることのたとえ。宝玉と石ころが混じり合っている意から。▽「玉石」は宝玉と石。よいものと悪いもの、賢者と愚者などのたとえ。「混淆」はいろいろなものが入り混じること。「淆」は「交」とも書く。
- 出典
- 『抱朴子ほうぼくし』尚博しょうはく
- 句例
- 玉石混淆の集まり
- 用例
- 景樹の歌がひどく玉石混淆であるところは俳人でいうと蓼太に比するが適当と思われ候。<正岡子規・歌よみに与うる書>
- 類語
- 玉石雑糅ぎょくせきざつじゅう 玉石同架ぎょくせきどうか 玉石同匱ぎょくせきどうき
- 活用形
- 〈―スル〉