[形シク]《「うつつ」と同語源》
  1. 現実にこの世に生きている。

    1. 「葦原の中つ国にあらゆる―・しき青人草」〈・上〉

  1. 正気である。気が確かである。

    1. 「春の日のうら悲しきにおくれゐて君に恋ひつつ―・しけめやも」〈・三七五二〉

[補説]上代には未然形・已然形に「しけ」の活用があった。なお、終止形(語幹)「うつし」はそのままで連体修飾用法となることもある。「うつしごころ」「うつしおみ」など。