《「なま」は「なもみ」の意》秋田県男鹿 (おが) 地方などで、陰暦正月15日夜(近年は多く大みそか、または陽暦1月15日)に行われる行事。数人の青年が蓑 (みの) ・仮面などで鬼の姿をし、木製の大包丁・手桶などを持って家々を訪れ、子供の怠惰を戒めたりして、酒食の振る舞いを受け、祝儀の餅をもらって帰る。あまめはぎ。なもみはぎ。ひかたたくり。《季 新年》
[補説]男鹿のものは国指定の
重要無形民俗文化財。また、
平成30年(2018)「
来訪神 仮面・
仮装の神々」の
名称で、
ユネスコの
無形文化遺産に
登録された。