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辞書
《形容詞「かしこい」の語幹から》
1 女性が手紙の終わりに添えるあいさつの語。かしく。男性の用いる「恐惶 (きょうこう) 謹言」などにあたる語。「あらあら—」
2 恐れ多いこと。もったいないこと。多く「あなかしこ」の形で用いられる。
「確かに御枕上に参らすべき祝の物に侍る。あな—」〈源・葵〉
3 すぐれていること。すばらしいこと。
「草にも真名 (まな) にも、…書きまぜ給へり。—の御手や、と空を仰ぎてながめ給ふ」〈源・葵〉
4 思慮・分別などに優れていること。利口なこと。
「我—に思ひたる人、憎くもいとほしくも覚え侍るわざなり」〈紫式部日記〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
かしこがお【賢顔】
利口ぶった顔。得意そうな顔つき。「上になり下になり、ころびあふところに、—に上下寄って」〈平家・五〉
かしこだて【賢立て】
利口ぶること。賢そうにふるまうこと。「万に—をして、…皆迄いふなと」〈浮・色三味線・六〉
彼処
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