ちくしょうざんがい【畜生残害】
畜生が互いにかみ合って傷つけ殺し合うこと。「生ける物を…闘はしめて遊び楽しまん人は、—の類なり」〈徒然・一二八〉
ちくしょうづか【畜生塚】
豊臣秀吉が養子秀次を乱行のかどで自刃させ、妻妾子三十余人を斬罪 (ざんざい) に処したのを弔った塚。京都市中京区の瑞泉寺内にある。
ちくしょうづら【畜生面】
畜生のような顔つき。義理・人情を欠く者をののしっていう語。「姉を去れの離別のとは、ようもいうた、—」〈浄・堀川波鼓〉
ちくしょうどう【畜生道】
1 仏教で、六道の一。悪業の報いによって死後に生まれ変わる畜生の世界。 2 道徳上、許すことのできない肉親間の色情。
ちくしょうばら【畜生腹】
《犬・猫などの動物が、1回に2匹以上の子を産むところから》 1 女性が1回に二人以上の子供を産むことをののしっていった語。 2 双生児や三つ子などをいった語。また、男と女の双生児。前世で心中した者の生まれかわりとして忌み嫌われた。
ちくしょうばらみ【畜生孕み】
「畜生腹 (ちくしょうばら) 1」に同じ。