略儀(りゃくぎ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・「神慮の鯉魚、等閑にはいたしますまい。略儀ながら不束な田舎料理の庖丁をお目に掛けまする。」と、ひたりと直って真魚箸を構えた。 ――釵は鯉の腹を光って出た。――竜宮へ往来した釵の玉の鸚鵡である。「太夫様――太夫様。」 ものを言おう・・・
泉鏡花
「伯爵の釵」
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・・・江戸の将軍家への進物十一色に比べるとはるかに略儀になっている。もとより江戸と駿府とに分けて進上するという初めからのしくみではなかったので、急に抜差しをしてととのえたものであろう。江戸で出した国書の別幅に十一色の目録があったが、本書とは墨色が・・・
森鴎外
「佐橋甚五郎」
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