はくさんいちげ【白山一華/白山一花】
キンポウゲ科の多年草。本州中部以北の高山に自生し、高さ約20センチ。全体に粗い毛がある。葉は手のひら状の複葉。夏、茎の先に白い花びら状の萼 (がく) をもつ花を数個開く。白山で最初に発見された。《季 夏》「霧疾 (はや) し—ひた靡き/秋桜子」
はくさんかざんたい【白山火山帯】
白山から、山陰地方の大山 (だいせん) を経て、九州の九重山・雲仙岳に至る火山帯。大山火山帯。
はくさんこくりつこうえん【白山国立公園】
白山を中心とし、富山・石川・岐阜・福井の4県にまたがる国立公園。高山植物が豊富。白川温泉郷などがある。
はくさんこざくら【白山小桜】
サクラソウ科の多年草。本州中部以北の高山の湿地に自生。高さ約10センチ。葉は根元から出て、さじ形で質が厚い。夏、花茎の先に、紅紫色の花を数個開く。白山で最初に発見された。南京 (ナンキン) 小桜。
はくさんし【白山市】
⇒白山
はくさんしちしゃ【白山七社】
白山比咩 (しらやまひめ) 神社の本社とその摂社・末社など七社の古称。
はくさんしゃくなげ【白山石南花】
ツツジ科の常緑低木。本州中部以北の針葉樹林内に自生。葉は楕円形で革質。6、7月ごろ、赤みがかった白色の漏斗状の花をつける。
はくさんじんじゃ【白山神社】
白山比咩 (しらやまひめ) 神を祭る神社。総本社は石川県の白山比咩神社。
はくさんちどり【白山千鳥】
ラン科の多年草。本州中部以北の高山の草地に自生。高さ約35センチ。葉は数枚が互生。6、7月ごろ紅紫色の花を総状につける。白山で最初に発見された。しらねちどり。いわきちどり。
はくさんふうろ【白山風露】
フウロソウ科の多年草。本州北部および中部の高山に自生。高さ約40センチ。葉は手のひら状に細かく裂けている。夏、紅色の5弁花を開く。実は細く、熟すと種子を弾き出す。ふうろそう。あかぬまふうろ。