しらかわいし【白川石/白河石】
1 京都市左京区北白川から産する黒雲母花崗岩 (かこうがん) の石材名。墓石・石灯籠 (いしどうろう) ・建築などに使用。 2 (白河石)福島県白河から産する安山岩の石材名。土木・建築などに使用。
しらかわし【白河市】
⇒しらかわ
しらかわじょう【白河城】
福島県白河市にあった城。鎌倉時代に結城親朝が築城。寛永6年(1629)から9年にかけ丹羽長重が大改修。戊辰戦争で主戦場となり落城。小峰城。
しらかわどの【白河殿】
京都市左京区にあった白河法皇の御所。藤原良房の山荘。のち、この地に法勝寺 (ほっしょうじ) が建てられた。
しらかわのせき【白河の関】
福島県白河市にあった古代の関所。勿来 (なこそ) の関・念珠ヶ関 (ねずがせき) とともに奥州三関の一。[歌枕]「都をば霞とともにたちしかど秋風ぞ吹く—」〈後拾遺・羇旅〉
しらかわひでき【白川英樹】
[1936〜 ]化学者。東京の生まれ。導電性プラスチックを開発。平成12年(2000)、共同研究者のA=ヒーガー、A=マクダイアミッドとともにノーベル化学賞受賞。同年、文化勲章受章。
しらかわよしのり【白川義則】
[1869〜1932]軍人。陸軍大将・元帥。愛媛の生まれ。昭和7年(1932)上海事変のため上海派遣軍司令官となり、同地の天長節祝賀会場で爆弾により重傷を負い、1か月後死去。
しらかわよふね【白川夜船/白河夜船】
《京都を見てきたふりをする者が、京の白河のことを聞かれて、川の名だと思い、夜、船で通ったから知らないと答えたという話によるという》 1 熟睡していて何も知らないこと。何も気がつかないほどよく寝入っているさま。「こんなにきれいなけしきを—で通っちゃ損だからね」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉 2 知ったかぶり。 [補説]書名別項。→白河夜船
しらかわらくおう【白河楽翁】
松平定信の異称。
しらかわどおり【白川通り】
京都市東部を走る道路の呼び名。東山連峰のふもとを南北に伸びる。全長約5.4キロ。今出川通りとの交差点以北は北白川とよばれ、学者や文化人が多く住む。