ひゃくせつふとう【百折不撓】
何度失敗して挫折ざせつ感を味わっても、くじけずに立ち上がること。どんな困難にも臆おくせず、初めの意志を貫くこと。
- 注記
- 「百折」は、何度も折れること。「撓」は、枝などがたわんだり、まがったりすることで、気力がなえること。「不撓」でくじけないこと。
- 表記
- 「不撓」を「不倒」「不当」などと書きちがえない。
- 出典
- 蔡邕さいよう「橋大尉碑きょうたいいのひ」
- 用例
- 元来轟君は金持に似合わない精悍せいかんな、腕力と自信の持主で、株式界にいた頃でも百折不撓の評判男だったそうです。〈夢野久作・二重心臓〉