百鬼夜行の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

悪人どもが時を得て、勝手に振る舞うこと。また、多くの人が怪しく醜い行為をすること。▽「百鬼」はいろいろな妖怪ようかいのこと。「夜行」は暗夜に列をなして歩き回ること。多くの化け物が、夜中に行列をつくって歩き回る意から。「行」は「ぎょう」とも読む。
句例
百鬼夜行の街
用例
市中いたるところ百鬼夜行で、斬り得、斬られ損、かかる間に彰義隊はだんだんに人数がふえて二千五百。金の使いっぷりが綺麗きれいなのと、江戸っ子が多いので、ひどくもてた。<安部公房・榎本武揚>
活用形
〈―スル〉

百鬼夜行の解説 - 学研 四字熟語辞典

さまざまな妖怪ようかいが、夜、列をなして徘徊はいかいすること。転じて、人目に立たぬところで悪人たちがはびこり、勝手気ままに悪事をはたらくこと。
注記
「百鬼」は、たくさんの妖怪。「夜行」は、列をなして歩きまわること。「夜行」は、「やぎょう」とも読む。

百鬼夜行の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

⇒ひゃっきやこう(百鬼夜行)

  1. いろいろの化け物が夜中に列をなして出歩くこと。ひゃっきやぎょう。

  1. 得体の知れない人々が奇怪な振る舞いをすること。ひゃっきやぎょう。「—の政財界」

出典:青空文庫

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