盆石(ぼんせき)
の例文・使い方・用例・文例(1)
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・・・淡路がまるで盆石のように真面に眺められた。裾の方にある人家の群れも仄かに眺められた。平静な水のうえには、帆影が夢のように動いていた。モーターがひっきりなし明石の方へ漕いでいった。「あれが漁場漁場へ寄って、魚を集めて阪神へ送るのです」桂三・・・
徳田秋声
「蒼白い月」
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