目が合う
1 視線が合う。目と目が合う。「相手と—・わないようにする」 2 上下のまぶたが合う。眠る。多く打消しの語を伴って、よく眠れない意を表す。「目も合はず思ひ臥したるに」〈枕・一二五〉
目が堅い
夜が更けても眠りたがらない。「上 (かみ) さんは感心に目の堅い方ですね」〈秋声・あらくれ〉
目が利く
よしあしを見分ける能力をもっている。鑑識眼がある。「刀剣に—・く」
目が曇る
見方にかたよりがあって、適切な判断ができない。「身内が相手だと—・る」
目が眩む
1 目まいがする。「—・むほどの高さ」 2 強い光線などのために、一時的に視力を失う。「スポットライトに—・む」 3 心を奪われて判断力がなくなる。「欲に—・む」
目が暮れる
⇒暮れる6
目が肥える
よいものを見慣れて、よしあしを見分ける力が増す。「古美術品には—・えている」
目が冴える
神経が高ぶって、眠れなくなる。また、眠気がなくなる。「夜中になると—・える」
目が覚める
1 眠りから覚める。「鳥の声で—・める」 2 迷いが去り、正しい姿に立ち返る。「放蕩のあげくやっと—・めた」
目が据わる
酔ったり怒ったりして、瞳 (ひとみ) がじっと一点を見つめたまま動かなくなる。「悪酔いして—・る」 [補説]「目が座る」と書くのは誤り。