1. 垂領 (たりくび) 衽 (おくみ) がなく、組紐 (くみひも) の菊綴 (きくと) じ胸紐があり、袖括 (そでぐくり) をつけて露 (つゆ) を垂らした衣服。袴 (はかま) と合わせて着用し、裾を袴の中に入れた。紗 (しゃ) 生絹 (すずし) などで作る。もとは庶民平服であったが、鎌倉時代以後は武家の礼服となり、また公家 (くげ) の常服にも用いられた。室町時代には風折烏帽子 (かざおりえぼし) をかぶるようになり、江戸時代には侍従以上の礼装として長袴を用いた。

  1. 鎧 (よろい) 直垂」の略。

  1. 直垂衾 (ぶすま) 」の略。

出典:青空文庫

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