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辞書
くず繭などを煮て引き伸ばして作った綿。じょうぶで軽く、保温力が大きい。防寒用衣類、紬糸 (つむぎいと) の原料などに用いる。《季 冬》
出典：デジタル大辞泉（小学館）
真綿で首を締める
遠まわしにじわじわと責めたり痛めつけたりすることのたとえ。 [補説]「綿で首を絞める」とするのは誤り。
真綿に針を包む
うわべは優しいが、内心に悪意をもっていることのたとえ。
出典：青空文庫
･･･水々しい魚は、真綿、羽二重の俎に寝て、術者はまな箸を持たない料理･･･ 泉鏡花「怨霊借用」
･･･の幻影が、幻影が。 真綿をスイと繰ったほどに判然と見えるのに、薄･･･ 泉鏡花「茸の舞姫」
･･･に薄りと雲が懸って、真綿を日光に干すような、ふっくりと軽い暖かさ･･･ 泉鏡花「国貞えがく」
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