いしかわけん【石川県】
⇒石川
いしかわこうめい【石川光明】
[1852〜1913]彫刻家。東京の生まれ。明治初期に流行した牙彫 (げちょう) の第一人者。帝室技芸員。
いしかわごえもん【石川五右衛門】
安土桃山時代の伝説的大盗賊。文禄3年(1594)京都三条河原で釜煎 (かまい) りの刑に処せられたという。歌舞伎「楼門五三桐 (さんもんごさんのきり) 」、浄瑠璃「傾城吉岡染 (けいせいよしおかぞめ) 」などに登場する。
いしかわさんしろう【石川三四郎】
[1876〜1956]社会主義運動家。埼玉の生まれ。「万朝報 (よろずちょうほう) 」記者から平民社に入り、「平民新聞」発刊に協力。安部磯雄・木下尚江らとキリスト教社会主義の雑誌「新紀元」を創刊。無政府主義運動の先駆者。著「西洋社会運動史」など。
いしかわし【石川市】
⇒石川
いしかわじゅん【石川淳】
[1899〜1987]小説家・評論家。東京の生まれ。小説「普賢 (ふげん) 」で芥川賞を受賞。ほかに「至福千年」「狂風記」、評論「森鴎外」など。
いしかわじょうざん【石川丈山】
[1583〜1672]江戸前期の漢詩人・書家。三河の人。名は重之、字 (あざな) は孫助。別号、六六山人など。徳川家康に仕え、大坂夏の陣で活躍。のち京都に詩仙堂を建てて住んだ。詩文集に「新編覆醤集 (ふしょうしゅう) 」。
いしかわたくぼく【石川啄木】
[1886〜1912]歌人・詩人。岩手の生まれ。本名、一 (はじめ) 。若くして「明星」に詩を発表し、与謝野鉄幹に師事。口語体3行書きの形式で生活を短歌に詠んだ。評論「時代閉塞の現状」、歌集「一握の砂」「悲しき玩具」、小説「雲は天才である」など。
いしかわたけよし【石川武美】
[1887〜1961]出版人。大分の生まれ。婦人雑誌記者を経て、東京家政研究会(現、主婦の友社)を興す。大正6年(1917)、「主婦之友」を創刊。戦後、東京出版販売社長。
いしかわたつぞう【石川達三】
[1905〜1985]小説家。秋田の生まれ。ブラジル移民団を描いた「蒼氓 (そうぼう) 」で第1回芥川賞を受けた。社会的モラルを探究した作品が多い。他に「日蔭の村」「風にそよぐ葦」「人間の壁」など。