出典:gooニュース
砂川事件裁判長の「不適切行為」を認めた判決なのに… アメリカ側への情報漏えい訴訟、原告が敗訴に憤り
1957年に東京都砂川町(現立川市)にあった米軍立川基地での「砂川事件」を巡り、当時の最高裁長官が判決前に米側へ評議の状況を伝え、公平な裁判を受ける権利を侵害されたとして、元被告らが国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(後藤健裁判長)は31日、原告の請求を退けた一審東京地裁判決を支持し、控訴を棄却した。長官の当時の言動は「不適切」と批判した。
砂川事件裁判の見通し米側に伝えた最高裁長官 高裁も賠償認めず
1957年に東京都砂川町(現・立川市)にあった米軍基地に学生らが立ち入った「砂川事件」で有罪となった学生ら3人が、当時の田中耕太郎・最高裁長官の行動で「公平な裁判を受ける権利を侵害された」として、国に賠償を求めた訴訟の控訴審判決が31日、東京高裁であった。後藤健裁判長は、請求を棄却した一審・東京地裁判決を支持し、原告側の訴えを退けた。
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