はまうち【破魔打ち/浜打ち】
正月に行う年占 (としうら) の一。破魔2を空中に投げて弓矢で打ち落とすもの。これが行われた所を破魔射場 (はまいば) といい、各地に地名として残る。
はまや【破魔矢】
1 破魔弓につがえて放つ矢。現在は神社で厄よけのお守りとして売り出す正月の縁起物。《季 新年》「をりからの雪にうけたる—かな/万太郎」 2 新築の家の上棟式の際、鬼門の方角に向け、破魔弓とともに立てる2本の矢の形をしたもの。
はまゆみ【破魔弓/浜弓】
1 破魔を射止めるための年占または遊戯用の弓。のち、男児への正月の贈り物ともなり、現在は神社で正月の縁起物として売る。《季 新年》「—や山びこつくる子のたむろ/蛇笏」 2 新築の家の上棟式に、鬼門の方角に向けて破魔矢とともに棟の上に二つ立てる弓形のもの。