かくていきげん【確定期限】
到来する期日の確定している期限。確定期日。
かくていきばいばい【確定期売買】
契約の目的物の性質または相互の意思からみて、一定の時期に履行されないと契約目的が達せられない売買。葬儀用の花輪、花嫁衣装など。定期売買。
かくていきゅうふがたきぎょうねんきん【確定給付型企業年金】
平成14年(2002)施行された確定給付企業年金法に基づいて設けられた企業年金の一種。確定拠出年金とは違い、将来受け取る年金給付額を決めておいて、そこから算出される掛け金を拠出する年金制度。従来からの制度である厚生年金基金や適格退職年金において、基金の解散や企業の倒産などによって年金資産を確保できないという状況が生じたため、年金受給権保護を目的として設立された。給付額が確定している企業年金としては、これまでにも厚生年金基金があったが、これとは別に二つの枠組みが作られた。(1)労使が合意した規約に基づいて企業が生命保険会社・信託会社などの外部機関と契約、年金資金の管理・運用を任せる形態を規約型企業年金という。また、(2)企業とは別の法人格の基金を設立して、そこで資金を管理・運用する形態を基金型企業年金(企業年金基金)という。厚生年金基金とは違い、厚生年金の代行は行わない。確定給付企業年金。確定給付年金。確定給付型年金。DB(defined benefit plan)。→企業年金連合会 →代行返上
かくていきゅうふがたねんきん【確定給付型年金】
⇒確定給付型企業年金
かくていきゅうふねんきん【確定給付年金】
⇒確定給付型企業年金
かくていきょしゅつねんきん【確定拠出年金】
平成13年(2001)に施行された確定拠出年金法に基づいて設けられた私的年金制度の一。確定した掛け金を拠出して、それを資金にした運用収益と掛け金とが給付されるもので、企業型と個人型とがある。企業型は労使合意のもとで企業が従業員を加入させ、原則として掛け金を企業が拠出するもの。個人型は加入者本人が掛け金を拠出するもので、国民年金基金連合会が主体となって運営している。資金の運用は加入者本人が運用指図を行い、企業型の場合、事業主は従業員に対して投資教育を行う義務がある。老齢給付金、本人死亡によって遺族が受け取る死亡一時金、障害給付金、本人が脱退したときの脱退一時金などが給付される。米国の制度401kになぞらえ「日本版401k」といわれる。DC(defined contribution plan)。→企業年金連合会 →確定給付型企業年金 [補説]個人型確定拠出年金の加入者は自営業者などに限られていたが、平成29年(2017)1月より範囲が拡大され、企業年金実施企業の従業員、公務員、第3号被保険者(専業主婦・主夫)なども加入できるようになった。
かくていきょしゅつねんきんほう【確定拠出年金法】
確定拠出年金制度について定めた法律。平成13年(2001)施行。企業型と個人型の確定拠出年金の加入者・掛け金・運用・給付等について規定する。
かくていさいけん【確定債権】
破産手続きにおいて、債権調査の日に破産管財人および破産債権者が異議を申し立てないことにより確定する債権。→破産債権
かくていさいばん【確定裁判】
上訴提起期間の経過などによって不服申し立てができなくなり、その判決の確定した裁判。
かくていじょうけん【確定条件】
前に述べる事柄がすでに成り立っているものとして、後の事柄に続ける表現形式。「雨が降ったから(ので)…」の類の順接条件と、「雨が降ったが(けれども)…」の類の逆接条件とがある。既定条件。→仮定条件