じんだいかぐら【神代神楽】
⇒岩戸神楽 (いわとかぐら) 1
じんだいすぎ【神代杉】
水中・土中にうずもれて長い年月を経過した杉材。過去に火山灰の中に埋もれたものという。青黒く、木目が細かく美しい。伊豆半島・箱根・京都・福井・屋久島などから掘り出され、工芸品や天井板などの材料として珍重される。
じんだいもじ【神代文字】
日本で、漢字渡来以前に古くから用いられていたという文字。日文 (ひふみ) ・天名地鎮 (あないち) ・阿比留 (あひる) などがある。古来、神道家などの間にその存在が信じられてきたが、その多くは表音文字で、現在ではすべて後世の偽作とされる。江戸後期には、平田篤胤の「神字日文伝 (しんじひふみでん) 」(存在説)、伴信友の「仮字本末 (かなのもとすえ) 」(否定説)その他の論争があった。
出典:青空文庫
・・・うに、明治の世の中を神代の昔に返そうと云う子供じみた夢のために、・・・ 芥川竜之介「開化の良人」
・・・の正月に、小杉未醒、神代種亮、石川寅吉の諸君と品川沖へ鴨猟に往っ・・・ 芥川竜之介「鴨猟」
・・・すが、第三に世の中は神代以来、すっかり女に欺されている。女と云え・・・ 芥川竜之介「二人小町」