じんぐうかんべしょ【神宮神部署】
もと伊勢神宮大宮司の管理に属し、神宮のお札 (ふだ) と暦の製造販売などをつかさどった役所。明治33年(1900)創設、昭和21年(1946)廃止。
じんぐうきねんさい【神宮祈年祭】
伊勢神宮で行われる祈年祭。近世までは毎年陰暦2月12日に、現在は2月17日に行われる。
じんぐうきょう【神宮教】
教派神道の一。伊勢神宮の神官を中心に、明治15年(1882)神道神宮派として独立し、同年神宮教と改称。伊勢神宮崇敬を中心とする活動を行った。明治32年(1899)解散し、財団法人神宮奉斎会となった。 [補説]神宮奉斎会は昭和21年(1946)に解散し、皇典講究所・大日本神祇会とともに宗教法人神社本庁を創設した。
じんぐうこうがくかん【神宮皇学館】
三重県伊勢市にあった神官養成学校。明治15年(1882)伊勢神宮の関連学校として設立。明治36年(1903)に官立専門学校となり、昭和15年(1940)大学に昇格。第二次大戦後に廃校となったが、昭和37年(1962)に私立の皇学館大学として復活。
じんぐうじ【神宮寺】
神社に付属して建てられた寺。神仏習合の結果生じたもので、社僧(別当)が、神前読経など神社の祭祀 (さいし) を仏式で行った。明治の神仏分離令で分立または廃絶。神供寺。宮寺。別当寺。神護寺。
じんぐうしちょう【神宮司庁】
三重県伊勢市にあり、伊勢神宮に関する事務をつかさどる機関。祭主・大宮司以下の職員を置く。
じんぐうたいま【神宮大麻】
天照皇大神宮の神符。毎年、伊勢神宮を崇敬する各家庭に配られる。神宮おおぬさ。
じんぐうちょうこかん【神宮徴古館】
三重県伊勢市にある、伊勢神宮の宝物や史料などを陳列する博物館。明治42年(1909)完成。
じんぐうとうにん【神宮頭人】
⇒神宮奉行
じんぐうぶぎょう【神宮奉行】
室町幕府の職名。伊勢神宮に関する職務を担当した。神宮頭人 (とうにん) 。