まつりづき【祭(り)月】
その土地の主要な祭りのある月。特に、賀茂祭の行われる陰暦4月(卯月 (うづき) )をさす。
まつりのかえさ【祭の帰さ】
賀茂祭の翌日、斎王 (いつきのみこ) が上社から紫野の斎院に帰ること。また、その行列。「見ものは、臨時の祭。行幸。—。御賀茂詣 (みかもまうで) 」〈枕・二一九〉
まつりのじもく【祭の除目】
臨時の除目の一。賀茂祭の際、供奉 (ぐぶ) 官を任ずるもの。
まつりのつかい【祭の使ひ】
賀茂祭などに、朝廷が奉幣のために遣わす使者。「殿より—出で立ち給ふ」〈宇津保・祭の使〉
まつりのにわ【祭りの場】
祭りを行う場所。祭壇。
まつりばやし【祭り囃子】
神社の祭礼の際に、山車 (だし) や屋台の上などで行われる囃子。多く太鼓・笛を主にして、鉦 (かね) をあしらう。《季 夏》
まつりはらえ【祭り祓え】
陰陽師 (おんようじ) が、病気平癒の祈願のために行うおはらい。
まつりや【祭り屋】
神・祖先の霊をまつるための建物。廟 (びょう) 。「蘇我大臣蝦夷、己が祖の—を葛城の高宮に立てて」〈皇極紀〉